じゅんさいの栽培状況

国内のじゅんさい市場

国内における「じゅんさい」の実態を簡単にあらわすと、右図のとおりとなります。じゅんさい市場の約80%は中国産、18%が秋田県三種町産(森岳)、残り2%を全国その他の地域で賄われています。

景気低迷を背景とした市場ニーズは弱含み傾向にあり、安価な「中国産じゅんさい」に押されて、「国産じゅんさい」は停滞気味です。年次別収穫量のページでは三種町における「じゅんさい」栽培の推移がわかります。栽培農家数の減少と摘み手の高齢化の深まりという問題が現れ、最盛期の平成3年に比して、現在では生産量が半分以下にまで縮小しており、衰退傾向を強めています。最新の現地データ(推計)によると、平成28年現在、「じゅんさい」栽培農家数234戸・栽培面積105ヘクタール・生産量約440t・販売額約4.8億円となっています。