栄養学の観点から学ぶじゅんさい料理講習会を開催しました!

2月21日、杏林大学保健学部の准教授 北林蒔子先生を講師にむかえ、栄養学の観点からじゅんさいの講演と料理講習会を行いました。

この講演会は、これまでにない違った視点からじゅんさいの普及を目指して、初めて開催いたしました。

講演では、現代人に必要な栄養が不足しており、「やせ」が近年問題となっていること、それに伴って極低出生体重児の出生割合が年々増加していることなどを挙げ、現代の日本人のエネルギー摂取推移は戦後の日本より低いとの調査結果も交えて解説していただきました。

その後、5大栄養素とその働きを解説していただき、近年は第6の栄養素(食物繊維)と第7の栄養素(ファイトケミカル)が必要との内容を学びました。

実は、じゅんさいには5大栄養素は備わっていないものの、第6・第7の栄養素が含まれていると解説。

じゅんさいのぬめりには、第6の栄養素である水溶性の食物繊維が豊富に含まれており、粘膜の保護やタンパク質の吸収を促進するなどの働きがあるとのことです。

さらに、じゅんさいに含まれるポリフェノールは、第7の栄養素(ファイトケミカル)で、強い抗酸化作用があり、老化や発がんを防ぐ優れた栄養素であることが分かりました。

講演後は、北林先生考案のじゅんさい料理を参加者の皆さんと調理し、栄養学とじゅんさいの観点を勉強できたよい講習会でした。

あらためて、じゅんさいの秘めたパワーに驚かされた講習会でした!